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タカラ 1/48 24部隊ブッシュマン

製作:2001年(使用キット:1999年再販)

全日本オラブッシュ選手権
第二回全日本オラブッシュ選手権
エントリー:MGザクを仕込んだのがせめてもの誇りだ24部隊ブッシュマン
制作者:T2c

製作過程

 

ソルティック H102BM ブッシュマン・コーチマspl

H102ブッシュマンに対リニア装甲とターボザックを装備し、火力・防御力を向上した機種。全備重量 はH8並に抑えられており、機動性も向上している。 だが、もともと軽量化した機体に再度重量 を追加したため、信頼性・耐久性の面で不安があった。
この時期にはH102ブッシュマンは本採用にならないまま生産終了が決定しており、本機の採用背景にはソルティック社と軍の癒着を指摘する声もある。

しかし当時の第八軍は戦力の払底に悩んでおり、運用可能なCBアーマーの数を揃えることが急務だったとする見方もできよう。 H8ベースの機体だけに、部品の共有度や整備性も高く、H8に慣れたパイロットたちには概ね好評だったようだ。

SC155年度・ジェーン年鑑P152より抜粋(大嘘)

 

機体の解説

本機のベース機種となるH102ブッシュマンは、H8ラウンドフェイサーをベースに、特殊条件下での運用を想定した機体として設計された。 H102は、H8よりも装甲・ジェネレーターを軽量化して、機動性が向上している。 また、ジェネレーターの小型化による出力不足のため、リニアガンの装備は見送られており、実体弾のマグランチャーを標準武装としている。

H102は少数がデロイア独立戦争で実践投入された。だが、H102はダグラムとの戦いで懸念されていた火力・装甲面の弱体さを露呈してしまう。
ソルティック社では、H8に続く主力CBアーマーH128の開発が難航していた事もあり、すでに開発が終了していたH8RFコーチマスペシャルのターボザックをH102に装備して、火力を増強するプランを軍に提示した。 これがH102BM Korchima splである。すでに実用化されているシステムを利用することから、開発期間を設けずに調整のみで実戦配備が可能だからだ。

ソルティック社はH102やコーチマスペシャルの採用数に不満を持っており、このプランによりH102の追加発注が見込んでいた。
おりしも第八軍のジャッキー・ザルツェフ少佐はダグラムとの戦闘で彼我の火力差を痛感しており、H8RFやT10Cの早期導入を求めたといわれる。 だが、H8RFはすでに生産を終了しており、T10Cはいまだ完熟訓練中の状態であった。早期に運用可能なのはH102BMのみという状況にあり、ザルツェフ少佐は本機の早急な正式化を要請する。

ソルティック社は生産ラインの一部を本機のために振り分けたが、ランベル港事件の責任問題で同少佐が拘束されたため、H102BMの量産は少数にとどまった。 この結果、デロイアの州都カーディナルで余剰となっていた数機と、新たに量産された予備機の計10機あまりのH102がコーチマスペシャルとして製作された。

(中略)その後、スタンレー高原に配属された24部隊の代替機としてカーディナル防衛を引き継ぐ。
そして、同地で全滅した24部隊の部隊名を継承して配置された新24部隊の乗機となった。 この際に、同部隊のチーム・カラーであるブルー塗装が施されたらしく、現存する写真のほとんどがブルーの機体である。
新24部隊はデロイア独立と同時に解体されたために、本機の実践参加の記録はない。 デロイア側では少数の本機を部隊運用するのには難があったらしく、機体は戦後すぐに解体・売却されている。 (了)

月刊CBAマガジン158年6月号「デロイア独立戦争の試作コンバットアーマー」より抜粋(信じないように^_^;)