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VolksWagen Type1 Beetle

帯広2007(2007年11月23-25日)

にょりーん。
妹の披露宴のため、帯広に行ったよ。しかしそれは単なるプロローグに過ぎなかったりするのであった。

11月23日(金曜日)晴れ、ときどき雪

一般道路をちんたら行こうと思っていたが、親父が「高速道路乗るヽ(`Д´)ノ」といいはるので、しかたなく道央自動車道を夕張までひた走る。前の日から降り積もった雪は、思ったとおり除雪されていない。走りにくー(´Д`;)

冬に入りたてのころより、真冬の方が除雪は早いという罠。
天気は雪がちらついたり、はれたりしてました。


降り積もった雪の道を、おりゃおりゃ進む。フロントウインドウが汚れてひっきりなしにウォッシャー液を消費、さらにくもってくるので、ふきんでフキフキ。後ろを顧みるヒマ、なし。

あれ、親のクルマが、いつのまにか姿が見えない。
おいらが先頭になってしまって、かつこの路線は1車線なので、いつまでも先頭のまま。たまにある追い越し車線でスピードを落とすが、誰も追い抜いていってくれない。こんにゃろ。


親に電話をかけると、夕張方面への分岐に入り損ねて、千歳方面へ行ってしまっていた。しょうがないので、高速道路をおりてからメロン城で待機する。


広大な駐車場。まったく除雪されてません。営業開始で、車が集まってきたのでショベルカーが必死で雪をどけていた。


陸自の73式(新)小型トラックがいたので、しばし観察。ドアの内側に小銃があるかどうかは確認できず。国内移動時は武器を積まないのかしら?


ヒマなので写真をとってみる。汚いなあ。洗わないと…


店内。KUMAブランドを発見。さいきん、お土産はネタに走ってないか北海道。


こんだけ積もってました。


まってると、両親がやっと到着。
その後、開通したばかりの高速道路に乗るため、占冠村への近道に入る。ところが、トマム~十勝清水間は事故のため通行止め。日高町まで戻って、日勝峠を越えることになった。
幸い晴れていたし、道路のコンディションはよく、凍結もしていなかった。峠を越えたところのローソンでウォッシャー液を購入。2リットル300円。高いなー。ま、しょうがないんだけど。
そこの飯屋で昼食。味噌ラーメン。しょっぱい。800円。高い。峠のお値段ですな。


帯広から妹の嫁ぎ先へ向かう。写真はその周辺からの眺め。うーん、いまさらながらでっかいどうほっかいどう。
そして先方にご挨拶をしたりなんだり。
いい時間になったのでホテルへ向かうわけである。



宿は北海道ホテル。帯広の中心部から、やや南に位置する。
明日は、ここで披露宴である。

夕食は付かないので、外に食べに行くことになります。叔父おすすめという、駅前の焼肉屋に行く。
焼き肉だとゆーのに、年寄り連中(失礼、両親と叔父夫婦です)はやたらと食べる。
おいらより食ってたんじゃねいですか?

おまけに会計金額を聞いて「安すぎる」とのたまい、
そして各所からいただいたご祝儀にはまだ余裕がありましたようで、「これなら寿司を食べにいける」というので二次会決定。元気すぎだ、あんたら。

外に出て、いとこの兄ぃが、そのへんを歩いているヒトに「うまい寿司屋ない?」と聞きだした。
知らない土地で知らないヒトに高そうな店の情報を聞くなんて危険じゃないですか?と、当方ビクつく。
行って見ると、それなりに高そうなところでございます。
そこで「シャリ少なめ、6人前」というハイソな頼み方をする皆さま。
ちょ、ちょっと!まだ価格表見てないよ!いいのかよ!
貧乏人属性なワタクシはおろおろする。
自分で金出すとしたら、こんなとこで落ち着いて食べられない。
ホント小市民だなオレ。
あ、そうそう、つけだしのえび味噌汁(えびの頭入り)はめっさ旨かった。「何杯でもどうぞ」というのでおかわり3杯。やな客だな。
ええ、私はぶぶ漬けもいただきますですよ。

その後。年寄りは「若い連中だけで遊んでこい云々」といってさっさとホテルに帰る。

ちょ、マジっすか。置いてかないでぇぇぇ。
いとこ兄といっしょだとどーいうところに連れて行かれるかわからん(←失礼な言い方だな…)。
あっ、客引きと話し始めてるし。まちなさいって。
帯広の客引きは、ついていっても大丈夫なの?ボッタクリじゃないの?
40分3,500円を3,000円にするよ?その安い値段設定、明らかにボッタじゃん(←根拠はない)!
いろいろ追加料金取られるんだよきっと!気をつけるんだ兄!

窮地に立たされるオレ。いろいろな種類のお酒を飲んだせいで腹具合がわるい(←それは自業自得)し、なによりおねいさんのいる店は苦手です。もうイヤです。
明日もあるし、風呂入って寝ましょうよ。ねっ!
ふう、説得成功。維新の嵐。
ホテルに戻りました。LANケーブルをもらって、PCとつないで喜ぶ。
そして風呂入って寝る。
うーんモール温泉。露天風呂は熱くて入れないっす…

11月24日(土曜日)はれ

朝。部屋が乾燥していて、やたらとのどが渇いたので、夜のうちに冷蔵庫の高いジュースを消費してしまった。
このホテル、自販機がないのよねえ。
風呂には置いてあったが、どうも夜中はしまっちゃうっぽいんだよね(確認してないけど)。
おまけにエアコンをつけると暑いし、消すと寒い。目が覚めるたびにつけたり消したり。室温調整できないのか?ここは。

8時。朝飯に向かう。食堂にはめんこい短髪眼鏡おねいさんがいて、笑顔で対応してくれたので惚れる。ぜひ嫁にしたい。結婚してください。

飯後、だらだらする。10時からファイターズのパレードだが、9時半に親が「控え室に来い」というので、泣きながら着替えて10時ごろ控え室にいく。
12時、ホテルから神社へ出発。
神社で神式に挙式。おめ。
3時から披露宴。

他人の結婚式・披露宴はつまらんだろうから中略。写真は帯広の護国神社(たぶん)。


披露宴後、新郎側に比べ、アウェーの甲子園並みに人数が少ない新婦側の縁者だけで、ホテルのお店で乾杯。
叔父がお金を出してくれるというので、知人とワイン会を開いているいとこ兄が、そのもてる知識を披露しつつ、それなりな値段のワインを飲ませていただく。
せっかくいろいろ話してもらったが、ワインについての説明はほとんど覚えておりません。ごめんなさい。
次のワイン会は25日、おまえも来るかといわれたので、ぜひ行きたいと答える。
が、後で考えると、フランスまでワインを飲みに行くほどのワイン通、しかも高収入の人たちの中に入るのって、とっても場違いだ。
それに、向こうも素人が入るとつまんないんじゃないだろうか?などと考えたが、もう遅かった。

この日も早めに各自部屋に分散してお開きにしました。わしは風呂入ってネットみて寝た。
昨日と同じ轍を踏まないように売店とお風呂の自販で水とかお茶を買っておく。ふっふっふ。学習したぜ、オレ。
そして室温調整ダイヤルも発見。白い壁に白いダイヤルが、エアコンのスイッチとかなり離れて付いていた。保護色使って隠れてやがったのか…
しかしコレで温度調整もOKだ!
おやすみなさい。
(写真と本文は何の関係もありません)

11月25日(日曜日)はれ

おきた。さむい。
室温調整ダイヤルを23度に合わせていたはずが…
エアコンのスイッチが入っていない。
昨夜、風呂から上がったときに暑かったので切ったままでした…

朝食。今日も短髪おねいさんの笑顔に癒される。よ、嫁に(略)
窓から、ホテルの庭でエゾリスが走っている。街中にある閉ざされた庭なのにねえ。めんこい(´Д`*)。


写真はホテルの窓から。十勝山脈を臨む。

帰り道の算段をする。高速道路を使って、トマム経由で戻ることになる。
10時出発。今日はあたたかだ。気温が4度まで上がるらしい。昨日は凍っていた市内の道路も、アスファルトが見えている。
38号線に出て、まずはガソリン補給をしようと、カードを持っている某系列店を探す。


そうしているうちに高速道路の入り口が近づく。あらま、市街からICまでこんなに近いのか。
しかたないので近場のスタンドで現金で給油して、音更帯広ICから道東自動車道へ入った。
十勝山脈が前方に広がる。パーキングエリアが近づくと、親父がパッシングしてきた。写真を撮りたいんだな、きっと。


ということで、十勝山脈を遠望。いい天気だすー。

パーキングから出ようとすると後続車がやってきた。早い車には先に行ってもらおう。じっと待っていると、向こうもスピードを落としている。
なんだよ、先に行けよ。こっちは遅いんだからさあ。
よくみると、いとこ兄のクルマだった。先に行けというので、しばしツーリング。こっちは80km/hですけど、いいの?
と思ったら、いとこ兄は次の追い越し車線でこちらを追い抜いて去っていった。なんだったんだろう…


十勝清水ICからトマムへの道は、この10月に開通したばかりの新しい道だ。たしかに冬の日勝峠にくらべると走りやすい。古い車だとなおさらです。
さいわい制限速度が70km/hだったので、70km~80k/mで巡航することができました。後ろからもクルマがあまり来ないので、「早く行けゴルァ!」というプレッシャーを感じないで済んだし。


さくさくトマムに着く。えっ、もう超えたの?
表示を見ると、ICからの距離は30kmくらい。そんなに短いもんなんだ…。山をぶち抜いている分、日勝よりアップダウン、カーブとも緩やかなので、短く感じるのかもね。
ここからはスキー場を片目で見つつ、石勝樹海ロードをめざす。ここもアップダウンがそれほどひどくはない。路側帯が狭いのでスピードは出せない。真冬は圧雪になるかもしれないが、それでも日勝よりははるかに運転しやすい道でしょう(たぶん)。
日勝だろうが高速に乗ろうが、融雪剤がビシバシ撒かれているので、どっちを通ろうが錆びることには変わりなし。


で、占冠から日高町へ。道の駅近くのそば屋で昼食にします。汁がやたらとしょっぱかったが、麺は手打ち(?)、手延べ(?)でよい。
いちいち(?)がついているのは、麺の切り方が不ぞろいなので、おそらく包丁で切ったんだろうとの判断したところからの憶測で、実際どうなのかは確かめていないからです。


石勝から夕張ICでまたも高速に乗りますよー。
途中まで制限速度70km/hでしたが、ボクはがんばって80km/hで後ろの迷惑にならないように走っていました。
そこに、後ろから来た車がビッタリ鼻先をくっつけてきたので、ムカついたおいらはわざとスピードを落として70km/hギリギリで走ってやりました。
運転手のグラサン兄ちゃんがイライラしてました。ザマぁwwwww
こっちは制限速度守ってるもんねえ。ボク悪くないもーん(笑)
もう少し車間距離をとってくれれば、スピードを上げてやらんこともなかったんだがねえ。天邪鬼ですねえ、オレ。


札幌に近づいてくると制限速度は80km/hになったので、がんばらないといけなくなってきた。
うおー、スピードを出すと心臓に悪いのよー。やめてくれー。はやく着いてくれー。
スピードを出すのが怖いのではなく、スピードを出してあちこちガタがくるのが怖いのだー。
ビートルって、アクセルが硬いから、踏んでても無意識のうちに戻ってきちゃうんだよねえ。安全でよろしい。


街中に入ると車の量が増えてきて、巡航速度は60km/hに落ちた。イエーイ。
15時半、帰宅。写真は高速道路から手稲山を見たところ。


この日はまだまだネタがあるのです。ワイン会飛び入り参加ー。フー!
しかし、開催時刻は午後7時から。まだまだ時間がある。運転で疲れたので、しばし寝る。
19:00、地下鉄東西線円山駅から、南へ向かう。
このあたり、ほかにもお洒落なお店がいっぱいあります。
高そう&似合わないので、オレには関係ないけどな!フン!

さて、会場の葡萄酒倉庫とゆー料理屋へ向かいます。小さい看板の、目立たないお店です。
こーいうお店の方が高級かつ高額なんだよね。ブルガクしつつ中を見ると、いとこ兄がいたので入ってみる。

この日のメンバーは、ボクを除いて6人。ひとりはお子様なので員外として、いとこ兄と、そのお友達、うち二人はご夫婦です。
いとこ兄以外の3人は、いずれもお医者さんですって!? そんなハイソなところに貧乏デザイナーが入っていいんですか?ボク帰っていいですか?

いとこ兄「いつもはふつうの食事会なんだが、今日はいきなりハードルが高くてすまん!」
え?なんですか?

お店のヒトがワイングラスをいっぱいもってきて、ワインをそれぞれ注ぎ始める。ブラインド大会(銘柄当てってことだよね?)が始まるようです。
そらハードル高いってもんじゃねえですよ!お兄さん!
この会の方たちは前述のようにフランスまでいっちゃうほどのワイン通。銘柄だけじゃなく、杜氏や製造年まで(杜氏っていうのかどうかはしらんが)当て始める。
すげえよあんたら!
オレはこのワインが古いか新しいかくらいしかわからん。しかも色を見ての判断だし(笑)。つうか、絵描きとしては、色の判断だけは間違えられんよな(´Д`;)
ほかにも高そうな料理が出て、オイラ圧倒されておりました。フォアグラなんで生まれてはじめて食べたよ…(<オマエ何歳だよ…)
ここでひとつ言っておく!フォアグラはそんなもんだ!(そんなもんて何)。大トロの炙りとかアンキモの方がうまいぞ!なんせ天然物だからな!

無言でワインだけは飲ませてもらいつつ、二次会に行こうということになりまして、しかし私は丁重にお断りいたし、帰途についたのでございます。
これ以上新入りがついていっても、先方もつまらんだろうしね。
今日はいろいろ勉強になりました。いとこ兄に感謝。
96年のワインなんて初めて飲んだよ。いくらしたんだろう…。
お金も払ってもらったし…(<オマエこの3日間そればっかだな…)

11月26日(月曜日)

休みを取りました。
この週末に撮った写真を焼き増しに行きました。調子に乗ってバンバン注文したら、1万円近くなってオレ涙目。
親類に送る写真が5家族x30枚、CD-Rが2枚組みになってしまって1組760円もかかってしまったのがその原因だ…

その後、酒屋で酒を買って、さて帰ろうかと思ったら、エンジンがまったくかからない。

そのうちセルの周りが悪くなってきた。これはバッテリー上がりか?(以前にも経験あり)
しかし5年保証つき(だった気がする)、オプティマのレッドトップに変えてからまだ3年目なのにバッテリーが上がるのか?
なぜだ?坊やだか(略)
昨日までの3日間で1,000km近く走ってるのに?

と思いつつ、時間を置いてもあいかわらずエンジンがかからないので、カブりの可能性もない。
しょうがなくJAFに救助を求める。
そんなわけで、ここからが本題なのです。ここまでの3日間のお話は前フリで(笑)。


JAFの兄さんに電圧を測ってもらうが、問題なし。ガソリンくさいけど、セルを回したときに初爆がないので、カブったわけでもないらしい。
イグニッション時、プーリーの回転が目に見えるくらいにまで遅くなっていた。
「もう少しまわしてください」といわれたので、そのままキーをまわしていると、そのうちに火花がついてプーリーの回転が速くなり、エンジンがかかった。
おお?なんで?

JAFの兄さんいわく、
「クランクシャフトが回りにくくなっているんでしょう。それでプーリーの回転が遅かったんだと思われます。点検してもらってください。
ついでにファンベルトも暴れているので、替えたほうがいいです」

この日はまず家にはたどりつきました。
さて、おいらはどーすればいいのでしょう?

とりあえず現実逃避して、次に同じ現象が出たときに考えるか…(´Д`;)
エンジンをバラして原因を究明するより、交換したほうが安いというのがなんだが…
ひょっとして、これを機会に1,600ccにパワーアップか?(ちゃりーん!)←お金が消える音
キャブも去年替えたばっかりなのに、カシメたところからガソリンが染み出てきてるんだよねえ。

まとめ

走行距離:約1,000km
今日のトラブル:エンジンがかかりにくーい。セルモーター原因っすかねえ?

ではまた来週。