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VolksWagen Type1 Beetle

2005年8月20日 キャブレター清掃オフ

去年から続くパーコレーションなどなどのエンジントラブル、キャブレターがつまってるんじゃないの?というやまヲさんの指摘があり、やまヲ工場で整備してもらうことになりました。今回は長いぞ。画像も多いぞ。

 

(上)やまヲ整備工場ピット内。メリケンのガレージみたいでステキ。

この日は高校野球の決勝戦。すごいぞ駒苫。おめでとう夏連覇。

さて、夜7時から作業をお願いすることになっていたので、工賃がわりのお礼回りの品(<使い方違う(´Д`;)を途中で買うため5時ごろ家を出発、わしの職場のモロ近くにあるやまヲ整備工場へ向かう。

トイザラスでおもちゃを独断と偏見とオレ様の好みで選んでいたら、時間が押してきた。やばい、はやく○ーマック見つけなきゃ。たしか12号線沿いをちょっともどれば…

と思っていたら、途中の西友の隣にホー○ックがあるじゃないですか。これはラッキー。キャブクリーナーを購入しゅる。そしてなんとか7時前にたどり着きました。しかし飲み物も食い物も買う時間なし。せめて飲み物くらい…

 

(上)エアクリはずした

この日は会社帰りにねこも来てくれるというので待つ。その間に買ってきた工賃(これこれ)をお子様方に渡して好感度と忠誠度と信頼度をアップさせた(笑)

お返しにいらないというのでシークレットブラックバンブルをいただく。やったヽ(゚∀゚)ノシ

やまヲさんがアイドリング数を調べると、1800回転もあった。こないだお店で調整してもらったのだが、これじゃ燃費悪いから下げて超燃費車を目指すコトに。(笑)

 

(上)キャブレターへのフューエルラインを取り外す

(上)んで栓をする

作業はねこが来るまでちょっとはじめてしまいました。まずエアクリーナーを外します。エアクリにも数種類あるらしく、こいつはこの年式につくものではないらしい。どーりで使ってないステーとか、ふさいでいないアナとか用途不明な部分がいっぱいある。うーむ。

ねこはちゃんと飲み物と食い物をもってきた。自分の車の整備でもなんでもないのに、えらい人である。見習おう。

フューエルラインを取り外すとぴゅっといきおいよくガソリンが出る。やまヲさんいわく、「こんなに勢いがよいのは見たことないぞ」←異常らしい

てことは、圧はちゃんとかかっている。じゃあガソリンポンプは交換したイミなかったのね(´Д`;)

はずしたパイプに栓をする。適当なボルトを使ってます。そこらへんにあるパーツで処置をする。旧陸軍の修理班みたいでステキ。

ちなみにほとんどの作業はやまヲさんがやっています。わしはできそうなところを指示を受けながらやってます。実習です。

 

(上)左が外したキャブクリーナー

キャブレターを外した。ねこが持ってきたストック(というかジャンク?)のキャブレターと比べると

汚ねー。

やまヲさん「キャブクリ(の量が)足りるか?これは歯ブラシ出動だ」

ねこのストックの方が断然きれいなので、「これ使う?(やまヲさん)」といわれたのだが、高いパーツだし微妙に形式も違うし、欠品部品もあるので「いや、今日はあくまで清掃オフだ」というやまヲさんの判断によって元部品を清掃することにケテイ。でもワッシャーをひとつい使わせていただいた。

 

(上)ビスを外して上下に分解。

ビスを外して上下に分解。この時点で中にサビとかは入っていないようだが…。

とにかくオイルなのかスラッジなのか、黒い汚れがこびりついている。フロートとフロートの抑え具はプラスチック製ですの。年中ガソリンに浸っててだいじょうぶなのかおまえら。しかも30年前のプラだろ。品質は今のものより悪そうだし。

 

(上)ひたすらしゃかしゃか

キャブクリをふきつけながらひたすらブラッシング。やたらきれいに取れるぞ。おもしれー。

しかしキャブクリは強い有機溶剤でトルエンとか入ってるので手に傷口かなんかがあると超しみる。しかもすごいニオイでラリるぞこれは。あーひさびさにトルエンの匂いをかいだぞ。うえー。ぶへ。

20年程前不良の方々がお吸いになっていたのはこーゆーやつね。

最近模型用の塗装ブースを作って排気も完備して運用しているので有機溶剤のニオイには弱くなってしまっている。幼少のころから吸いつづけているのですでに摂取許容量を越えてしまったのかもしれんが…。若くないのうゴホゴホ。

 

(上)キャブの上面についてる部品を外す

それから「アナというアナを通す!」(やまヲ氏)

というわけで詰まった部分にがしがしキャブクリを吹く。うえっ、顔にかかった。しみるー。

左の部品はキャブの上面についているもので、ガソリンがタンクにいっぱいになったらそれ以上のガソリンの供給をとめるためのもの(だったよね?)。正式名称はもちろん知らない<ヽ(`Д´)ノいばるなっ

ガソリンがチャンバーに溜まるとフロートが上がってバーを押し上げ、ガソリンの供給を止める。もの。だった。ハズ。

 

(上)部品。メカニカルー。クラシックな機械の感じがよい、

上が上の写真で外した部品。

左のスプリングつきのノズルはガソリン濃度を調整するねじ。

下のは知らん<ヽ(`Д´ノ)おい

しかし真鍮部品は美しいねえ。(*´Д`)ハアハア

ネジもやまヲさんいわく「ドイツ的精度」でカキッとはまるし。

 

(上)汚れ取れたー

大量のスラッジが取れて、これでも相当きれいになったキャブ内部。

アルミがくすんでいるが、これは磨くしかないからねぇ。しょうがないねぇ。

 

(上)これなんだっけ

この中も見てみるべ。ということであけることになったサイドの部品。これなんでしたっけ…ド忘れ(´Д`;)

たしか空気を送るやつなような記憶が。

 

(上)はずすとぺこぺこがでてくる

あけるとこんなペコペコするヤツがスプリングでテンションをかけて取り付けてある。

これも洗ってから組み立てる。

 

(上)ガスケット

さて、キャブ本体をビス止めするです。準備が悪いことにオーバーホールキットなんていいものは買っておいてない(<ダメ男)ので、やまヲさんのストックの中から似たようなガスケットをいただくです。左の写真の矢印のところだけ形状が違うので切って使う。

しかしやまヲ工場はたいがいのものがストックしてありますな…。

四次元ポケットのようです。

 

(上ガソリン濃度をこれで調整するわけだ

スプリングつきのノズルを閉めます。ここはいっぱいまで閉めておいて、なんか移転戻すかによってアイドルを調整します。(これは覚えていたぞ、オレ)

ゆるめるとガソリンの濃度が濃くなります。

 

(上)そーちゃーく

キャブを取り付けて、アクセルとチョークのカムを結ぶスプリングを取り付ける。

 

(上)はさんでかしめているのかなにか。

アクセルワイヤーを接続。矢印で指した先のねじで締める。

このとき、調節のクリアランスは1cmほどしかないが、この微妙な調整でアクセルの踏みしろによるガソリンの供給度合いが変わってくる。

あまり伸ばすと切れるらしいので注意セヨ!とのこと。

 

(上)上はねこのもっていたストックのキャブ

チョークを調節するカムのスリットには写真のような割りピンが入っているらしいのだが、わしのにはついていなかった。このカムがまちがって回転したりするとすこぶる危険らしいなので、なにかでストッパーをつけてやることになった。

こーいうところまで気を配らなきゃならんのな、機械の整備って。ゴイスー

 

(上)これがストッパーがわりになる

キャブの材質はアルミなので、穴の径よりやや太いものを打ち込めばよいだろうとやまヲさんはいう。

いろいろ試したがしっくりこない。最終的にどうしたかというと、ねこがもってたステン釘をたたいてつぶして打ち込んで頭を切断した。

 

(上)同上ヽ(`Д´)ノ

エアクリーナーをつけて完成。

 

(上)同上ヽ(`Д´)ノ

エアクリから2つの開口部(なんかのパイプの取り付け口)があったを、やまヲさんが「これふさいだほうがいいよ、冷却効率の点からも」というので塞いでもらう。パイプとボルトによる栓。

いったいオリジナルではどことつないでいたんでしょう。

この後、写真は撮っていないのだが、チョークを調整するために暖気運転をする。キャブを調整する前なのででまったくアイドリングせず、真冬の始動したてのような状態なのだが、がんばって職場まで行ってひとまわりしてきた。その後、キャブ調整と点火タイミングをはかってもらったりしますた。

あー、チョークの分解写真撮るの忘れたなー。

 

まとめ

走行距離 60km
今日のトラブル なおったヽ(゚∀゚)ノシ?
 

作業が終わったのは午後10時半くらいなのですが、例によってだらだら話し込んでいて気づいたら12時をこえていたのでおひらきに。帰りは加速がよくなった気がしてぼくちゃん大喜び。ビビリ音も少なくなりまつた。気をよくして帰宅したら1時すぎでした。
やまヲさんとねこには大変お世話になりました。ありがとうございます。ねこ、君のストックキャブのワッシャーを貰ってしまってすまんかった。この礼はいずれ。

この次の日は札幌クラシックモーターショーだ。ミュンヘン大橋に午前9時半集合だ。早く寝なきゃ。
といいつつ過去のPANZERとか戦車マガジンとかを読んで酒をかっくらっていたので寝たのは2時半くらいになったぞ。ねーむーいー。さあどうする。