カバヤ ノンスケール トランスフォーマーチョコ キャブ&バスター
(KABAYA NON-SCALE TRANSFORMER CHOCOLATE DREADWING & HOSEHEAD)
製作過程
その1
かなり昔に作ったアイテムですが、俺的に「勝手にトランスフォーマーコンテスト」とゆーことで…。この度日の目を見ることになりました。わー、ぱちぱち。見てのとおり、ホースヘッド(日本名キャブ)と、ドレッドウイング(日本名バスター)です。 ちゃんと海外版のカラーリングにしてあるところがミソよん。
元ネタは玩具菓子の雄カバヤがシリーズ化して販売していた「トランスフォーマーマーブルチョコ」のおまけである。これは「マスターフォース」放映時の販売アイテムですな。
このシリーズ、おまけだからってあなどるなかれ。このころのカバヤの技術力はすばらしかった。
なんせ価格で100円、大きさで3~4cmのモデルに変型ギミックを付加しているのだ。まあ、中には???な出来のものもあったにはあったのだが、
このシリーズは伝説のダグラムガム、ボトムズガム、ガリアンガム、トランスフォーマーガム、そしてガンダムチョコと並ぶカバヤの「いい仕事」ではないかと、わたしは評価している。
しかしこの後、ビクトリーや勇者シリーズでの商品展開においては、完成度はかなり落ちてレベルの低いものになってしまっている。
ビクトリー以降は材質も軟質樹脂になり、塗装・改造が困難になってしまったのも惜しまれる。
この時期、メインスポンサーのタカラではディテールの省略化、形態の単純化によるコストダウンの傾向が顕著になりはじめていた。それに追従したわけではないのだろうが、Toyに負けないギミックを持ったカバヤのTF玩具菓子の絶頂期はここに終わることとなる。その後のPL法の施行もあり、省略されたディテール、変型ギミック、ダルな抜きといったコストダウンの傾向は続き、ビーストウォーズシリーズに至っている。
トランスフォ~ム!!
ほらほら、ちゃんと変型するもんね。この大きさで差し換え変型じゃないんだぜ。すごいよね。ホースヘッド(消防車)の方は、ヘッド部が脱着可能で、ヘッドオンギミックが再現されている(さすがにこの大きさではマスターフォースへの変型は無理でしょう)。加えて放水部分は基部で回転、アームも3箇所で可動というおそるべしなキット(っていうのかな…)だ。シリーズ中でも珠玉 の出来なのだ。
ドレッドウイング(F-16)のほうも(いいの! F-16なの!! そこのミリタリーマニア、文句を言うな!!)、Toyより多少のギミックが省略されているが、まずまずの出来。プロポーションもグッド。
とゆーわけで、少し手を入れればかなり良くなるぞ、てなことで作り始めたのだった。そう、あれは遠い少年の日…
ちょっと脱線したが、気を取り直して改造点は次の通り。
<ホースヘッド(キャブ)>
- 頭部:そのままではまるでゴールドライタンのようなので、左右の耳(?)をつけてやる。これがないとホースヘッドに見えない。
- 腕部:Toyでは手首が下腕に収納できるようになっているが、その機能がオミットされている(というか、この大きさでは再現するのは無理)。昔買ったエルガイムのシミュレーションゲームに付いていたアローンのコマの手首から流用した。今考えるとすごく勿体無い気がする。
<ドレッドウイング(バスター)>
- マスターフォース部がオミットされているので、プラ板、プラ棒で新造。
- やはりオミットされている、左右太もも(股?)の前面アーマー(水色の6角形のやつ)を追加。
- あとはプラ板でディテールアップ。ちなみに翼のディセプティコン(デストロン)マークは、「カバヤトランスフォーマーガム」、ガルバトロンのシールを転用。これもすごく勿体無いかも… いつのまにやら片方なくなってるし…
実はまだまだストックがあるので、ちまちまと作ろうかと思ってはいる。けどえらいしんどい改造になりそうで、こわくて手がつけられない(笑)。完成してもこんなちっこいし。