ボトムズやガサラキでも爆裂していた高橋監督の予告、そのルーツはこれっす(いいきる)。 読めっ。そしてヤラレるのだっ。
※注:映像からの聞き取りを文章化したものなので、正確ではない部分があるかもしれません。ご了承ください。
Fight for what? Fight for who? スタフェラス二重太陽系第3惑星デロイア。
デイジー「えっ? …クリン…」
クリン「…何?」 ロッキー「(聞き取り不能)」
キャナリー「…消えたわ!」
チコ「(聞き取り不能)」
クリン「よーし!」
燃え上がる大地を、光の戦士達が駆け抜ける。 太陽の牙ダグラム Not even justice, I want to get truth.
荒野に朽ちる鉄の戦士は何故か。 風を追う少女は誰か。 狼のように心飢える青春が、獅子のように雄々しい青春が、デロイアの大地を走る。 物語は、一発の銃声で始まった。
次回「始まりの銃声」 Not justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
物語は前奏曲を奏で始める。 呆然と立ち竦むクリンの胸に、疑惑の雲が広がる。 デロイア。その遠い星に、どんな運命が待ち受けているのか。 歴史の歯車が軋み始めた。
次回「デロイアの動乱」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
動乱の星デロイア。 燃える大地、叫ぶ風、唸る空。 遥かなる父を求めて、獅子の血は燃える。
次回「実戦のコクピット」 Not justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
吹き飛ぶ砲塔、ちぎれるキャタピラ、燃える装甲板。 踏みしめる大地から動乱の鼓動が伝わってくる。 父のいる都は未だ遠く、行軍は続く。運命はクリンを戦場へと誘う。
次回「戦時特例法205号」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
動乱の都カーディナルを眼下にして、クリンの心ははやる。 父は無事か… 鉄の戦士に翼付け、荒ぶる魂がテイクオフ。
次回「暁の救出作戦」 Not even justice, I want to get truth. 戦場の夜明けに真実が見えるか。
デロイア州誕生。自治権確立。 デロイアの動乱は理想的に終息したかに見えたが、権力の暗闇がゲリラを生んだ。 植民の星に硝煙は消えない。流れる赤き血は大地を塗り替えることができるか。
次回「ゲリラ狩り」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
デロイアゲリラが開発したXネブラ対応型コンバットアーマー・ダグラムは ついにその姿を見せた。その性能は? その力は? ダグラムが、デロイアに新たなる風雲を呼ぶ。
次回「裏切りのデロイア」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
新鋭コンバットアーマー・ダグラムを巡り、植民の星に父と子の愛憎が渦巻く。 目には目を、歯には歯を。力こそが正義か。 次回「ダグラム奪回」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
それは許されぬコクピットなのか。それも運命(さだめ)か。 鉄の戦士との出会いが、若者を大きな河の流れへと投げ込む。 新たな武器を手に、若き戦士達は身構える。 追う者と追われる者、新たなドラマが始まる。
次回「ガルシア隊参戦」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
空回りする車輪、のめる足。 泥沼に嵌まり込んだクリン達。 そこにも犬のような臭覚でゲリラ狩りの手は延びる。 戦いは心を癒してくれない。 ふっ切れない思いは誰にぶつければいいのか。 父よ、答えてくれ。
次回「遠すぎた父」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
別れの言葉はいらない。もう、引き返さないと心に誓ったのだから。 ダグラムのために、流された血のために。 戦わなければならぬ。撃たなければいけない。 クリンの震える指先が、引き金に触れる…
次回「ためらいの照準」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
過ぎ去った思いは断ち切れ。後悔は戦場に置き去りにしろ。 明日のために考えなければならない。自ら、敵に襲い掛かるための作戦を。 流離う若きゲリラ達には、悲しみよりも、身を守る弾丸の方が重いのだから。
次回「敵補給隊から奪え」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
作戦は成功した。だが、ダグラムに意外な弱点が。 連邦軍の捕虜を道連れに、砂漠の逃避行は続く。 誰がそれを望んだのか。誰も望みはしない。 今はただ、戦士となって、駆け抜けねばならぬ。
次回「やっかいな捕虜」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
吹き荒れる砂嵐。照り付ける太陽。 砂漠は巨大な蟻地獄のようにダグラムを捉えて放さない。 デザートガンナーを戦列に加え、絶対の優位に立ったガルシアは ゲリラ達に巧妙な罠を仕掛ける。
次回「ダグラム砂に沈む」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
今はこうする外はない。 何が待っていようと、敵の手の中へと歩いていく外に、何が出来るというのだ。 だが、負けなくない。誰にも、何にも。
次回「砂漠に熱く燃えて」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
起死回生。ハックルの寝返りにより危機を脱したクリン達は、一路、 希望の街ボナールへと向かう。 だが、面目を掛けたガルシアの執念が、鬼火のように砂漠に燃える。
次回「死に神の執念」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
戦いに犠牲は付き物と言い切るには、あまりにも突然のフェスタの死。 悲しみをねじ伏せ、戦士達は闇雲に進む。 この砂漠の向こうに、希望の街ボナールがある。 デロイアの大義を護るため、ダグラムをボナールへ! 若者は信じて走った。だが…
次回「蜃気楼の街」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
無残に砕かれた戦士達の夢。希望の街の裏切りに、若者達の絆も揺れる。 自由が何だ。独立が何だ。消えかかった闘志は蘇るか。
次回「包囲網を破れ」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
そうだ、ただ前だけを見続ければいい。 戻る場所も、帰る家も、幼なじみと語る言葉も、もう無いのだから。 若者達よ、贋物の祭を潰せ! 大人のその仮面を剥ぎ取るのだ!
次回「偽りのグランプリ」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
権力に一矢報いて意気揚がる若き戦士達。 巻き返しを図る権力者は、連邦軍屈指の戦闘プロフェッショナルを呼び寄せる。 その氷のような頭脳が、ダグラムを、ゲリラ達を追いつめる。
次回「計算された奇襲」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
新たなる敵。新たなる味方。 昏迷深めるデロイアの大地を、若きゲリラ達が走る。 新たなる標的を定め、更なる闘志を抱いて。 走れ! 戦いの終わる日まで、戦いの最中(さなか)を。
次回「襲撃作戦一石二鳥」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
明日の勝利を目指し、連帯を求めるゲリラ達。 互いに励まし、絆強める集まりの筈だったが、 余りにも遠い道のりが、厚い壁が、舐め合うべき傷を更に広げる。 こんな時にこそ、あの人がいてくれたら…
次回「狙われたゲリラ会議」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
サマリン博士がいないのが悔しい。博士がいればゲリラ達を纏めることが出来るはず。 若き戦士達の願いが通じたのか、博士の居場所が分かった。 バラフ軍刑務所D独居房。音に聞こえた脱走不可能、難攻不落の要塞刑務所!
次回「サマリン救出作戦」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
潜り込めるか、鉄壁の牢獄。衛るザルツェフ。攻めるJ・ロック。 バラフ軍刑務所で再会した両雄には、火花散る過去が… 敵を、手強い敵を! 愛しいライバルよ、私はお前に会いたかった…!
次回「潜入バラフ軍刑務所」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
土に伏し、風の声を聞きながら、若き戦士は振り返る。 あれから既に半年が過ぎようとしている。 思えば暖かく、限りなく優しい日々であった。 SC.152 10月1日。 一発の銃声が植民星デロイアに動乱をもたらし、若者の運命を変えた…
次回「振りむけば遠く…」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
揺れる時代が若者を行動に駆り立てる。時代が若者を変える。若者が時代を動かす。 だが、一人を追い、一人を求めて鍛えられる青春がある。 少女が心決める時、もう一つの旅が始まる。
次回「戦場に来たデイジー」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
憎しみが戦火を呼び、戦いが暗い欲望を生む。 銃火飛び交う陰に権力を望み、密かに爪を研ぎ、牙を磨く男達がいる。 時代はますますうねり、人々は、嵐の中に立ち尽くす。
次回「戦火の陰の打算」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
理想を追う者は追え。正義を語る者は語れ。 私に掲げる旗などは無い。目の前には昇らねばならない階段が有る。 欲望に道連れは不要だ。一人でやるさ。理想や正義など暗闇で眠れ!
次回「ラコックの策謀」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
海の彼方から激闘の大地が呼んでいる。胸の高なりを銅鑼(どら)の音(ね)に変えて、若者は船出した。 色々な物を捨ててきた。色々な人と別れてきた。 デボヤ海記に曰く、「彼の地が我らに望むものは何。彼の地が我らに恵まんとするものは何。」
次回、「パルミナに渡る日」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
人の世は誰が操るか。群衆のマリオネット、目に見えぬ糸は彩を成し、混迷のドラマへと人々を誘(いざな)う。 デボヤ海記に曰く、「荒々しき大地を渡る風は熱く、人々はただ光りさす彼方をめざした。」
次回、「パルミナの熱い風」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
パルミナはまさにデロイアの火薬庫。とどまることを知らない熱い想いが、導火線に火をつけた。 弾ける火花が目指す先はドガ。血気ははやる、ドガへ、ドガへ。 パルミナに時代の風穴は吹くか。
次回、「血気はやる進軍」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
思わぬ大敗は独立への陣痛か。 戦いの炎は夜空を駆け、混沌の大陸に戦いの火種を散らす。 時のうねりは風を呼び、パルミナの大地を吹き抜ける。 風は聞く、風は見る。人の世の悲しみを、そして激しさを。
次回、「戦火は村々に」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
望み求めることに、戦いが避け得ぬものならば、流される血からは目を背けまい。 だが、せめて戦うは己(おの)が手で、己が足でと望むのは、戦士として未熟なのか。 デボヤ海記に曰く、光ある者は弓手(ゆんで)に極み(きわみ)を、馬手(めて)に惑いを、 しかして心に牙を持てり、と。
次回、「武器は誰がために」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
時の流れの中で、出会い、別れ、そしてまた巡り会う。 炎の走る動乱の地に、少女が戦士の胸に問うものは何? 戦士が少女の瞳に見るものは何? デボヤ海記に曰く、空と海出会いて風走り、大地を分かつ、と。
次回、「再会の野戦病院」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
戦士の行く手を阻まんとして、大地は裂け、空は燃える。 地を走る者は大地に問う、流される血は誰の為に。 心に翼持つ者は空に問う、時の行く手を遮る者は誰だ。
次回、「塞がれた行く手」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
歩まねばならぬ道がある。渡らねばならない川がある。 幾筋かの道がある。幾つかの橋がある。今、命賭けて選択の時。 心に浮かぶただ一筋の道。
次回、「選択の渡河作戦」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
地球連邦内の主導権争いが産んだ真空の三角地帯、アンディ鉱山。 そこが果たして、デロイア軍独立誕生の地となるのか。 あの山なみを越えればと思う弟と、越えさせてはならんと決意する兄とが、 立場を賭け、主義を賭け、命を賭けて再会する。
次回、「アンディ鉱山封鎖」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
希望の中に策略が潜む。約束の中に打算が踊る。 目指す彼の地は、パワープレイが生み出した、危険で脆い真空の三角地帯。 だから今、この鉄路をただ走れ。車輪を軋ませ、ただ目指せ。 もう爆走列車に乗り合わせてしまったのだから。 次回、「封鎖山脈を越えろ」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
アンディ鉱山潜入を果たしたゲリラたちにとって、しばしの安息の日々が訪れるはずであったが、 戦いが憎しみを産むのか。憎しみが戦いを呼ぶのか。 組織を離れ、主義からも遠く、ただ復讐の業火を燃やす、たった2人の軍隊があった。
次回、「戦士の休日 前編」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
鉄の塊に憎しみが乗り移り、阿修羅のごとく襲いかかる。 この敵はなにか。この気迫は何か。心軋ませる始めての恐怖。 戦い終わって雨が降る。心を冷やし、骨まで濡らす雨が降る。 クリン、戦場に発熱する。
次回、「戦士の休日 後編」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
人は何故戦い、人は何故別れねばならね。 鉄と炎が、主義と理想が激突する、植民星デロイア。 歴史の激流に飲まれつつ、人は叫ぶ。人は、泣く。 今ここに辿る戦乱の足跡。
次回、「動乱の航跡」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
戦いの質が変わる。戦いのスケールが変わる。 ゲリラ達の戦いはレジスタンスの域を越え、全デロイアの解放へと向かう。 参謀が欲しい。戦略的に、戦術的に大軍を動かす司令官が欲しい。 サマリン、J-ロックがこの男と見込んだ、その男の名は!
次回、「仕組まれた背信」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
若き戦士達は叫んできた。信じあえる強さ、それが俺達の誇りだ。 だが人の心は弱い。表があれば裏もある。 一度点ぜられた疑惑の黒い染みは、若者達の心を蝕んで広がった。結束が、揺らぐ。
次回、「疑惑の二重スパイ」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
時には嘘と解っていても信じたいのが女、とリタは言った。 だがそれがどんなに冷厳な事実としても、受け入れられぬことがある。 動乱の時代の波に彷徨う(さまよう)根なし草が、花もつけずに凶弾に沈んだ。
次回、「夢散らす銃声」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
一触即発の緊張をはらんで不気味な膠着を続けるアンディに、一人の男が降り立った。 フォンシュタイン大佐をして「最も頼りになる軍人」と言わしめた、ジャッキー・ザルツェフ少佐である。 時を同じくしてパルミナ連邦軍基地に、最も危険な男が降り立った。
次回、「術策と機略」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
持たらされた悲しい知らせに、若者の心が激しく歪み、絶望の狂気が走る。 もう決して帰らぬ者を追って、決死の爆走が地獄を目指す。 やがて全てが終わり、戦場を静寂が支配し、戦士の心が冷えてゆく。
次回、「悲しみの爆走」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
望むと望まぬとに関わらず、戦いは独立へと向け組織化されてゆく。 肥大する戦争のメカニズムの中に組み込まれていく若者の呻(うめ)きが、歯車の軋みのごとく戦場に流れる。 情念を見失った戦いに、戦士の魂がとまどう。
次回、「その名は解放軍遊撃隊」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
信念とは何だ。戦いとは何だ。力とは何だ。 それぞれの未来を見つめる父と子が、地球とデロイアとに別れ、それぞれの戦場に立つ。
次回、「共同作戦の軋み」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
作戦遂行のためには目の前の味方を見殺しにするのも組織戦の鉄則。 肥大化する戦争が、戦士の心を押し潰す。 戦争とは何だ。硝煙の彼方に理想がかすむ。 俺達の戦いが見えなくなってきた。
次回、「戦う者の掟」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
裁判なしでのデロイア人ゲリラの銃殺命令を拒否。 パルミナの連邦軍内、一補給基地でのこのささいな出来事が、 その後のデロイアの戦局を大きく塗り替えていこうとは、 この時点で予測した者は誰一人としていなかった。
次回、「見えはじめた亀裂」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
連邦内の不協和音を力でねじ伏せたドナン・カシムは、アンディ鉱山総攻撃を決意。 情勢の急変を察知したサマリンは、総員のアンディ鉱山無血脱出を計画した。 エクソダス、明日のデロイアの解放をめざして、世紀の大脱出が始まる。
次回、「アンディ鉱山攻撃命令」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
連邦軍内の軍紀の乱れは、ついにデロイア兵の地球人上官への反抗という形をとり爆発した。 武器を取り、基地内に立て篭るデロイア兵600。 ドナン、フォンシュタイン、レーク、サマリン、ザルツェフの、胸の中を稲妻が走った。
次回、「反撃の導火線」 Not even justice,I want to get truth.真実は見えるか。
時代の本流は、明らかなる河口を目指して流れはじめた。 反乱を起こしたデロイア兵がゲリラと手を結ぶという思わぬ事態にショックを受けた州政府は、パルミナへ向けて、第8軍最精鋭部隊の派遣を決めた。 組織と、人と、鉄と、火が、対決の時を迎える。
次回「再びドガへ向けて」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
猛将マノン戴く連邦軍。智将ザルツェフ率いる解放軍。 両軍は、パルミナの命運を賭けて、決戦地スタンレー高原へと兵を進めた。 スタンレー高原南方5キロに両将の眼が留まる。 ウェーブ大地。ここだ、ここがスタンレーの喉首だ!
次回「戦略台地を奪取せよ」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
勢いに乗る解放軍。戦力に優る連邦軍。 パルミナの覇権を賭けて、スタンレー高原に両軍が激突する。 寄せる怒涛、能く岩を穿つか。巨岩、また波頭を裂くか。 パルミナの命運が決まる。
次回「スタンレー高原の攻防」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
スタンレー高原の決戦に勝利した解放軍は、その余勢を駆ってドガ市を目指した。 パルミナの心臓部に解放旗が迫る。 折も折、カーディナルのドナンの体内で、運命の時限装置が秒読みを開始した。
次回「ひるがえる解放旗」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
ドナン倒る。この衝撃的事実は、眠っていた人間の野心を揺り起こした。 俺が、俺が、俺が…! 植民の星、動乱の地に、生臭くパンドラの箱の蓋が開く。
次回「解き放たれた野心」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
ドガ市奪回にフォン・シュタイン政権の命運を掛けて、怒涛の如く攻め寄せる大艦船群。 受けてザルツェフは、この一戦に、生まれたばかりの人民政府の存続を占う。 戦火を遠く離れた地球では、次代の権力を握らんとする若き野心家が策謀を巡らせていた。
次回「威信かける海戦」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
光りあるところ、必ず影がある。 デロイアの動乱は、複雑にその光源を変え、人の世の盛衰に微妙なる彩りを演出する。 移りゆく時の流れは、歴史を何処(いづく)へと運ぶのか…
次回「デロイアの光と影」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
雪が溶ければ何になる。雪が溶ければ春が来る。 他愛無いクイズに秘められた、平和への祈り。 戦いを経ずして勝ち取れる平和はないものか。 若者達は、己の胸に問いつつも、寒風吹きすさぶ戦場に向かう。
次回「北極ポートへ向けて」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
向かい風激しく、振り返れば光る道。振り返れば熱い風。 新生デロイアの揺り篭、パルミナに刻まれた勇士達の足跡。 今、一筋の道が語り掛ける。一筋の道が、独立デロイアへの座標を示す。
次回「きざまれた光る道」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
理想を掲げて、一枚岩の結束を誇る解放軍であったが、度重なる勝利が心のゆるみを呼んだか。 ふと見せたわずかな団結の隙間に、猛々しい野心がどす黒い息吹を吹きかけた。 解放軍に真の危機が訪れる。
次回「落とされた黒い滴」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
フォン大佐の放った連邦群特殊部隊は、予測を上回る戦果を挙げた。 解放軍は、進軍を阻む大河を前にして、眼にみえぬ敵に脅えた。 一方、ドガでは、ラコックの落とした黒い染みが、じわじわと人民政府内を侵食しはじめた。
次回「濁流の罠」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
この山を越えれば北極ポート。ここが天王山。 だが雪が、氷が、風が、解放軍の行く手を阻む。 8軍最後の防衛線、天然の要塞カルナック山脈が立ちふさがる。 熱い思いは、極寒の山岳戦に勝利を呼べるか。
次回「攻略・白銀の要塞」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
白い城壁が、解放軍の北上を拒み続ける。 だが、どんなに困難でも、どんなに犠牲を払おうとも、 ここを越えねば、新しい時代は呼べない。 デロイア150年の歴史の分水嶺、カルナック。 北か、南か。歴史はどちらに流れるか。
次回「激戦・カルナック越え」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
遠く聞こえる砲声に破られた夢。ほんの一時見た権力の夢。 戦火に照らされて、今、浮き上がるデロイアへの想い。 代表として、軍人として、人間として、デロイア人として、 今こそ、真実の決断が迫られる。
次回「北極に散った決断」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
デロイアを動かしていた一人の男の死が呼び水になり、 動乱の星の混沌は更に広がり、更に深まる。 裏切りか、信念か、私欲か、大義か。 前線の硝煙、より激しく、歴史の舞台裏に矢玉が飛び交う… 撃たれるのは誰か?
次回「テーブルについた者達」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
まさに巨星墜つ。 人類の危機を、地球とデロイアに君臨したドナン・カシムが、 動乱の最中にその生涯を終えようとしている。 愛し、背き、恐れ、離れて、今やはり愛する父よ。 クリンの心は叫ぶ…、会いたい!
次回「ドナン・カシム死す」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
歴史とは、時の流れの必然か。それとも神の気まぐれか。 意外や、人が仕組むのか。 植民の星に妖怪が笑う。 笛吹けば人は踊ると、妖怪が己の書いた筋書きに酔う。
次回「武装解除」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
理想と現実、二筋の流れが交錯し、寄り合わさる。 歴史の事実が模られる。 今、ファンファーレが鳴り、デロイアの新時代の幕が開けられる。 だが、記された歴史の表に、真実はあるのか…
次回「粉飾の凱旋パレード」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
時代に光を当てた英雄が、その光の作り出した影に塗り込められようとしている。 若者達は願った。光にふさわしき人に輝きを! 若者達はまた走りはじめた。自分達の走り行く先がどこかも解らずに。 だからこそ、自分達の未来を指し示す人を求めて…!
次回「英雄奪回」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
大樹のような人だった。熱く明日を語る人だった。 だが、その人の瞳は暗く、その唇は黙然として閉ざされたままだった。 若者達は戸惑う…、何が、どうなったのだ?! 若者達の声が、砂漠に吸い込まれる。
次回「沈黙する指導者」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
現実というものが、こんなにも味気ないものか。 時には絶望という情念の落差が、方向性を持たぬ疾走を生む。 暴走…、止めねばならぬ、わが命を賭けても。 それが残された我が使命。彼等の人生の白き余白の広さ故に… 次回「大いなる説得」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。
大いなる巌のような人は笑顔を残した。 海のように豊かな人は志を託した。 炎のように熱き人々は叫びを残した。 昨日までの時代を動かした人達は去っていった。 今、立ち止まり、静かに、そして、熱く振り返る時…
最終回「燃えつきたあとに」 Not even justice, I want to get truth. 真実は見えるか。